素にもどれるところ
家に帰って「素にもどれるところ」は何処ですか。と聞かれてすぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。
「素にもどれる」という言葉の意味自体が結構、曖昧なので、いつものように勝手に解釈させていただきます。
誰でもそうだと思いますが「家族と一緒にいるのも良いけど、たまには一人家の中でのんびりしたいな!」と思う時があるでしょう。
そして、一人になった時、頭の中は「素にもどっている」という状態になる場合が多いと思います。
一人だからといって自分の事ばかりを考えるのではなく、思い浮かぶのは家族のことや趣味のこと、昨日の飲み会や友人と遊びに行った時のことなど。
仕事のことも思い出してしまいながら、いろいろなことが走馬灯のように巡り巡ってしまうのではないでしょうか。しかも「ボ〜〜〜。」とした状態で。
この「一通り思い起こすこと」が「素にもどる時間」ではないでしょうか。
もう、お気づきの方もいらしゃると思いますが「ボ〜」としながら、走馬灯のようにいろいろなことが頭の中をよぎっている時には客観的に自分の行動や立場、過去、未来を振り返って、第三者的に見つめ直していると思います。
第三者の立場で自分を見ていて「心、ここにあらず」という感じではないでしょうか。
そんな時が素にもどっている時だと思います。
心はなんの武装もしていません。心が裸になっている時とも言えると思います。
言われれば「素にもどっている時が何度かあるな!」と思われた方もいらっしゃると思います。
家の中で素にもどっている代表的な場所はトイレやお風呂の中だと思います。
一人になって、ふと、一日を振りかって見たりしています。
一人になれる場所は誰にも邪魔されずに結構、居心地が良かったりしています。そして、頭の中を勝ってに、いろいろな出来事が巡り巡ってしまいます。
「心が一人になれる場所」があると素にもどれるということです。
この心が一人になれる場所は結構いろいろなところにあると思います。食事中でもボ〜として自分を見つめ直してしまう時やソファーに座って目を閉じた時もそうです。布団に入ってから素にもどっている時もあると思います。
素にもどれる場所が家の中に多くあるということは心が戦わなくても良い場所が多いということにもなります。
素にもどれる場所の数は安らぎのある家のバロメーターとも言えるのです。
ですので、素にもどれるところが多い家をお造りください。それは安らぎのある家を造るということになります。
●これから家を新築する方へ
素にもどれる家は巷の流行の住宅を追いかけても難しいです。自分の心が安らぐ雰囲気の家を造らなければなりません。
「なんとなく居心地がいいんだよね」とか「なんか落ち着く」という感覚が持てる家が素にもどれる家になると思います。
◇道先 案内人(みちさき あんないと)のお勧めは自分の好みの雰囲気で落ち着く家を造るということです。
見つける方法としては飲食店など気に入ったお店の雰囲気の要素を住宅に取り入れると良いと思います。お店そのままでは疲れてしまいますが、お店の雰囲気の良さを少しだけ分けてもらうことで、自分好みの雰囲気で落ち着ける家を造ることができると思います。ご参考に!
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